スタートは窓際から
2020年妻の他界とともに、これまでの働き方では子どもたちとの時間が取れないと思い10年勤めたアウトドアブランドSnowPeakを退社。
こうやって書くと共感を得られそうだが、実際は10年の間に皆既日食を見たくて家族でオーストラリアに10日間遊びに行き同期達と一歩出世が遅くなったり、アウトドア業界の繁忙期である夏の忙しい時期に1ヶ月有給使って、家族でこれも皆既日食(アルゼンチン)を追いかけブラジルに渡りリオデジャネイロやアウトパライソで過ごし遊びを優先させ、最終的には僕を面接で雇ったはずの副社長から真顔で【誰だっけ?】と言われたり、仲が良かったはずの当時の女社長から無視され流石にこれ以上SnowPeakにはいられそうにないとおもい窓際退社。。
その前後で農家の方と藍の栽培をはじめ最初の年はうまくいっていたような気がするが、2年目には遊びから仕事に変わると、生意気な性格と考えてなさそうで本当に何も考えていない事に信頼を失い1人になる。
石の上にも3年ではないけれど
3年目はもう藍はやめようと思っていたところに、筑波山の友人から不思議なご縁を頂き八郷のだんだん広場の畑をはじめる。
何か大きな流れと妻の高次元からのサポートと思い今年もやってみるかという軽い気持ちで藍の栽培を続ける。
そんな時、根性とガッツのある美しき佐藤直子氏が【畑やってみたいー】と現世のサポートが始まる。
栃木県宇都宮市から参加。高速道路使って畑まで来るとは恐れ多いことこのうえなし。なんと刈り取りの時期には週3回通うという。。
もう一人、仲間も増えた。
そんなこんなで、Made in yasatoすくもを2023年4月完成。
はじめて色が出た時は魂が震えたよね。
4年目の今
4年目は3人で八郷のだんだん広場の畑とつくば市茎崎の畑を開始。仲間の1人が卒業するということで茎崎の畑は一番刈りのみで終了。頭がクラクラするほど暑い中刈り取りや葉の乾燥作業をしていると、なんでこんなことしてるんだっけ?と見つめ直すことがあるが、根本は『藍が好き、藍色に感動している』ということ。
∞微生物たちの無限に近いコミュニケーションがグッドなバイブスになって藍の葉っぱからIndigoを取り出して青く染め上げる。僕たちの青色で身に着ける人に笑顔と感動が広がりますように。そんなRe:Iの想いが世界に届くことをイメージして、今日も畑で汗をかいてます。