藍を育む畑

”染色”と”すくもつくり”は、元来分業で行われてきました。
Re:Iでは、茨城県八郷地区の耕作放棄地だった畑を再利用。
そこで栽培する藍畑を活用して、
藍を「育てる」
染料を「つくる」
できた染料で「染める」
までを一貫して行っています。

藍を育てる

春からの畑の準備。土づくり。
大安にありがとうの言葉とともに種をまく
毎日の水やり。水をあげすぎても水に甘えた苗になる
畑への定植
草刈り本番
1回目の藍の葉の刈り取り。刈り取った葉は茎と葉に分離作業を経て日光で乾燥させます
追肥をしてひたすら除草作業。日中は作業ができない暑さなので朝5時前から午前中勝負
2回目の藍の葉の刈り取り。1回目と同じように乾燥させます。
藍の種の採集。1株からものすごい量の種がとれる

すくもづくり

11月乾燥した藍の葉に水をかけて発酵を促す。染料となるすくもの仕込み開始

12月発酵温度をキープしながら温度が落ちてきたら全体をまんべんなく混ぜて水も混ぜる作業、切り返し。多い時で1週間で2回切り返す。

1月ひたすら切り返し。温度も落ち着いてきたころに熟成されたすくもの完成。約100日の気の抜けない作業

完成

一年を通した藍の染料(すくも)ができるまで。
毎年同じ色は出せない。だから積み重ねる楽しみを味わう。